プロジェクター映像の白い点、ドット抜けの原因と解決方法
プロジェクターで投影した映像に白い点(ドット抜け)がある場合、原因には幾つか種類があります。
くっきりとした白い点がある場合は「DLPチップ」の不具合が原因
ぼんやりとした白い円形のにじみが映る場合は「プロジェクター内部にホコリ等の異物が入った」が原因
など、白い点の見え方で原因が見分けられます。
この記事では、プロジェクター映像のドット抜けの原因と種類、見分け方、解決方法を解説します。
→Aladdin X(アラジン エックス)シリーズでのドット抜けの修理・問い合わせのやり方はこちら ※ページ内でジャンプします
プロジェクター映像のドット抜けの原因|種類と見分け方、解決方法
プロジェクター映像の白い点の状態から、ドット抜けの原因を見分ける事ができます。 ここでは、白い点(ドット抜け)の状態とその原因を解説します。
白い点(ドット抜け)がくっきりしている場合「DLPチップ」の不具合が原因
白い点(ドット抜け)がぼんやりしている場合「内部のホコリ等の異物」が原因
※使用状況等によって異なる場合がございます。 最終確認は製品メーカーの問い合わせ窓口、もしくは購入された販売店にご相談ください。
白い点(ドット抜け)がくっきりしている場合「DLPチップ」の不具合が原因
プロジェクターには、主に3つの投影方式があります。
その内の1つ「DLP方式」のプロジェクターで使用されている「DLPチップ」が原因で白い点(ドット抜け)が起こる場合があります。
DLPチップは、プロジェクター内部で光源からの光を受け止め、光の制御を行っています。
DLPチップ内には無数のミラーが敷き詰められており、このミラーそれぞれが動きます。
DLP内部のミラーが、ズレや固着などで動かなくなった場合、そのミラー部分の光の制御が出来なくなり、投影された映像はドット抜けの状態になってしまいます。
関連記事: 「プロジェクターの投影方式を解説|LCD(液晶)、DLP、LCOSメリットデメリット」 https://www.aladdinx.jp/blogs/popin-owned/lcd-dlp-lcos-projector-houshiki
DLPチップが原因でのドット抜け解決方法は「DLPチップ交換」
DLPチップが原因でのドット抜けの解決方法は、「DLPチップを交換する」です。 DLPチップは精密部品のため、個人で修理する事は不可能となります。 プロジェクターのメーカー相談窓口、もしくは購入店に相談しましょう。
白い点(ドット抜け)がぼんやりしている場合「内部のホコリ等の異物」が原因
投影した映像にぼんやりとした白い点(白い球状)が映る場合、プロジェクター内部に入ってしまったホコリや塵(ちり)が原因の場合があります。
プロジェクター内部のレンズ機構にホコリや塵が干渉して、映像にぼんやりとした白い点が投影されてしまう状態となります。
プロジェクター内部のホコリや塵の特定、分解除去はプロの修理依頼を
ホコリや塵が原因の白い点(ドット抜け)の場合、解決方法は「ホコリ等を取り除く事」です。
ホコリ等がどこにあるか
ホコリ等を取り除く
ホコリ以外の原因(もしくは複合)が無いかの確認
などの作業のためには、プロジェクター本体を分解する必要があります。
ユーザー自身でプロジェクター本体を分解した場合、メーカー保証の対象外となる事があります。 また、ユーザー自身で分解した事により、別の不具合や事故の元となる可能性もあるので、メーカーや購入された販売店に修理相談・依頼をしましょう。
プロジェクター映像のドット抜け予防や修理費用対策
ここでは、プロジェクターのドット抜けを予防する使い方や、修理費用を抑える対策を解説します。
プロジェクターのドット抜けを予防する使い方
ドット抜け(白い点)の原因は様々ですが、ドット抜け予防に役立つ使い方のコツがあります。
長時間起動を避ける
排熱口の掃除などをこまめに行う
使用している製品の推奨する稼働時間を守りましょう。 DLPチップなどの、プロジェクター内部の精密パーツに負担を掛け過ぎないようにする為です。
また、プロジェクター内部にホコリが入らないよう、排気口の掃除をこまめに行いましょう。
エアブローを使用してホコリ等を吹き飛ばす掃除方法は、却って汚れをプロジェクター内部に追いやる場合があるため、おすすめしません。 使用している製品の推奨するお手入れ方法で日々のケアを行いましょう。
プロジェクターのドット抜け修理費用の対策
プロジェクターのドット抜けの修理費用がどの位かかるかは、原因やメーカーによって異なります。
「購入後1年以内有効」などのメーカー保証の有無、保証内容によっても修理費用は変動します。
サポート窓口が明確か、対応が迅速か等を確認
メーカー保証の範囲や期間を確認して購入する
メーカーや販売店での延長保証がある場合も
プロジェクターの修理には専門性が必要となります。 しっかりとしたサポート、修理見積もりや応対が明解なメーカーのものを選びましょう。
Aladdin X(アラジン エックス)シリーズでドット抜けが起きた場合の相談、修理、費用
照明一体型3in1プロジェクターのAladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)も、卓上タイプの「Aladdin Marca(アラジン マルカ)」も、ドット抜け等の不具合の際は、状態を確認した上での対応となります。
Aladdin X(アラジン エックス)シリーズ・問い合わせ、修理依頼、修理費用
まずはお問い合わせ用メールフォームから必要な情報の送信が必須となります。 問い合わせフォームには画像の添付も可能となっております。
修理費用は、不具合の状態と必要な対応に応じて変動するので、詳細はサポートセンターからの折り返しをご確認ください。
Aladdin X(アラジン エックス)シリーズの保証内容・延長サポート
Aladdin X(アラジン エックス)シリーズには、原則、出荷日を起点として1年間のメーカー保証が付いています。
保証内容(保証期間内の故障)
Aladdin X株式会社が定義する保証範囲内での故障に限り、無償で修理・交換対応
取扱説明書、添付ラベル等の注意書きに従っていない使用状態での故障は保証適用外
誤った使用上で発生した故障等は保証適用外
など。
Aladdin X(アラジン エックス)シリーズ購入時に、任意で加入できる「2年間保証プラン」もあるので、いざという時の備えにおすすめです。
プロジェクターの内部は非常にデリケートなので、修理や分解も必要な確認などはメーカーのサポートをご利用ください。
関連記事: 「アラジン・サポート|保証について知りたい、故障時の費用が知りたい」 https://www.aladdinx.jp/pages/support-aladdin-x2-plus
2024.10.30