
レーザー光源は、主にハイエンドクラスのプロジェクターで多く見られる光源です。
プロジェクターの光源には、主に3つの種類があり、レーザー光源はその内の一つとなります(他の光源は、水銀ランプ、LEDランプ)。
レーザー光源の特徴やメリットデメリット、LEDランプとの違い、レーザー光源とLED光源を合わせたハイブリッド光源について解説します。
レーザー光源の特徴・メリットデメリット、LED光源との違い
ここでは、レーザー光源の特徴・メリットデメリット、LED光源との違いを解説します。
- プロジェクターのレーザー光源・特徴
- レーザー光源のメリット・デメリット
- レーザー光源とLED光源の違い
プロジェクターのレーザー光源・特徴
レーザー光源のプロジェクターは、光源に半導体レーザーを使用しています。
LED光源のプロジェクター同様に、高寿命(約20,000時間)という特徴があります。
1日に約3時間の使用で、約18年使用可能です。 また、レーザー光源は、起動が速いという特性もあります。
プロジェクターの電源を入れてから、すぐに最大に近い明るさになるため、ストレスフリーで使用開始できます。
レーザー光源のメリット・デメリット
レーザー光源には、高輝度、消費電力が低い、などのメリットがあります。
デメリットとしては、価格が高価になってしまう点が挙げられます。
レーザー光源のメリット・デメリット
メリット | 高輝度、起動が早い、小型化が可能、消費電力が低い、光源寿命が長い |
---|---|
デメリット | 価格が高い、波長帯域※が狭いため、人間の目が認識する光の幅と異なる事から、違和感を覚える事がある。 |
レーザー光源とLED光源の違い

レーザー光源とLED光源の違いで、1番大きいのは、映像の明るさ(輝度)です。
同じ電力で比較した場合、レーザー光源のほうが、より明るい映像を投影できます。
レーザー光源 | LED光源 | |
---|---|---|
明るさ | 高輝度 | レーザーより 明るさが落ちる |
光の特徴 | 単色向き | 広範囲 混色向き |
価格 | 高価 | 安価 |
水銀ランプ、LED光源を詳しく解説した記事もございます。
ぜひ参考にしてください。
関連記事:
「違い比較|LED、レーザー、水銀ランプ|プロジェクター光源」
https://www.aladdinx.jp/blogs/popin-owned/led-kougen-projector
※波長帯域とは、光の波の長さ(波長)の範囲を表します。
光の波長が異なる事で、色の違いが生まれます。
例えば、目に見える光の波長(可視光線)は、約380nm~780nmの範囲にある光を指します。
レーザー光源とLED光源のハイブリッドタイプも登場
レーザー光源と、LED光源の長所を併せたハイブリッド技術も登場し、注目を集めています。
レーザー光源とLED光源、それぞれの特性で弱点を補いあい、より鮮明な映像が実現しています。
LED光源:色の再現が忠実なものの、高輝度が出せない(レーザーと比較して)
レーザー光源:高輝度な映像が可能なものの、波長帯域※が狭いため、人間の目が認識する光の幅と異なる事から、違和感を覚える事がある。
など、各光源で弱い点もあります。 レーザー光源とLED光源のハイブリッド技術では、
- レーザーでLEDの輝度向上
- LEDで波長帯域を補う事で、目への負担軽減
などが実現しています。
家庭用プロジェクターでは、XGIMI製品、Aladdin X製品で搭載されています。
関連記事:
「スマートプロジェクターメーカーXGIMI(エクスジミー)業界初、フルLEDとレーザー2つの光源を採用した最新技術「Dual Light」テクノロジーを開発」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000075566.html
※波長帯域とは、光の波の長さ(波長)の範囲を表します。
光の波長が異なる事で、色の違いが生まれます。
例えば、目に見える光の波長(可視光線)は、約380nm~780nmの範囲にある光を指します。
レーザー光源のプロジェクター・よくある質問

ここでは、レーザー光源のプロジェクターでよくある質問を解説します。
- プロジェクターにレーザー光源を使うメリットは?|高輝度ほか
- レーザー光源とLED光源の違いは何ですか?|映像の明るさ他
- レーザープロジェクターの欠点は何ですか?|高価格ほか
プロジェクターにレーザー光源を使うメリットは?|高輝度ほか レーザー光源を使用するメリットは、
- 高輝度で映像が明るい
- 発熱を抑えられ、プロジェクター本体の小型化が可能
- 消費電力が低い
- 寿命が長い
などが挙げられます。
レーザー光源とLED光源の違いは何ですか?|映像の明るさ他
レーザー光源とLED光源の違いで、1番大きいのは、映像の明るさ(輝度)です。
同じ電力で比較した場合、レーザー光源のほうが、より明るい映像を投影できます。
その他では、レーザー光源の方が光がまっすぐ進むので単色向き・LED光源は光が拡散するため広範囲、かつ、混色向き、価格がレーザー光源だと高価・LED光源は安価などの違いがあります。
レーザープロジェクターの欠点は何ですか?|高価格ほか
レーザー光源のプロジェクターのデメリットは、初期費用の高さです。
LED光源と比較しても、本体価格が最低8万円前後からとなり、15万~30万円付近のモデルが人気の価格帯となっています。
また、製品数がLEDなど他の光源のプロジェクターと比較して少ないため、選択肢が限定されるという点も挙げられます。
レーザープロジェクターならAladdin Marca(アラジン マルカ)、4KのAladdin Marca Max(アラジン マルカ マックス)
卓上タイプのプロジェクター、Aladdin Marca(アラジン マルカ)は、レーザー+LEDのハイブリッド光源、Aladdin Marca Max(アラジン マルカ マックス)は、レーザー光源を使用しています。
レーザー光源によって、より明るく鮮明な映像を、手軽にお部屋で楽しむ事ができます。
超短焦点プロジェクター・Aladdin Marca(アラジン マルカ)
超短焦点プロジェクター「Aladdin Marca(アラジン マルカ)」。
壁から24cmで100インチの大画面が楽しめるので、設置場所の自由度が高いのが特徴です。
Aladdin X2 Plus同様、動画配信サービスの視聴も、もちろん対応。
好きな場所で好きなコンテンツを、すぐに投影して楽しめます。
レーザー+LEDのハイブリッド光源を使用しているため、両光源のメリットが活きる明るさ、色の正確さ、コントラストが体感できます。
4KレーザーのAladdin Marca Max(アラジン マルカ マックス)
Aladdin Marca Max(アラジン マルカ マックス)は、4K Ultra HD対応の超短焦点プロジェクターです。
レーザー光源を使用しており、起動の速さ、高画質で明るい映像で、おうちがまるで映画館になったかのような映像体験が可能になります。
- 壁から17.8cm離すだけで、4K、100インチの大画面が広がる超短焦点プロジェクター
- IMAX Enhanced認証取得の高画質※1
- Dolby VISIONで繊細な色彩、シャープなコントラストで細部まで鮮明な映像
- ハーマンカードン製の高音質スピーカーを4基(※2)搭載し、立体感のあるサウンドを実現
※1 IMAX Enhancedに対応したコンテンツ、映像を外部入力する必要があります。
※2 高音スピーカー20W×2基、中低音スピーカー20W×2
レーザー光源のプロジェクターは、初期費用はかかるものの、長寿命でランプ交換の必要がない、映像の鮮明さや起動の速さ等の満足感など、多くのメリットがあります。
使用環境や用途、予算などに合わせて、製品を選びましょう。
関連記事:
「違い比較|LED、レーザー、水銀ランプ|プロジェクター光源」
https://www.aladdinx.jp/blogs/popin-owned/led-kougen-projector