違い比較|LED、レーザー、水銀ランプ|プロジェクター光源

2023.06.22

プロジェクターの光源には、大きく分けて3つの種類があります。
水銀ランプ、LED方式、レーザー方式の3つで、それぞれに特徴やランプ寿命が異なります。

 

この記事では、プロジェクター光源の違いや特徴を解説します。

プロジェクターの光源の種類

ここでは、プロジェクターの光源・主な3種類について、それぞれの特徴を表にまとめます。
ランプ種類 稼働寿命 「日約3時間使用」で
換算した寿命
ランプ交換
可能or不可
特徴
水銀ランプ 約4,900~9,900時間
(輝度により変動)
約4.5年~約9年 可能 高輝度な映像。
発熱量が多いので、消費電力は高め
LEDランプ 約20,000時間 約18年 不可 消費電力低め。
本体の小型化がしやすい
レーザーランプ 約20,000時間 約18年 不可 高輝度。
本体の小型化がしやすい

水銀ランプのプロジェクター

水銀ランプは、超高圧水銀灯で、UHE(Ultra High Efficiency)もしくは、UHM(Ultra High Mercury)ランプとも表記されています。
水銀灯の例で、身近な所では、体育館などの天井照明に取付らているとても明るい照明などになります。
水銀灯をプロジェクターに使用する事で、明るい画面の投影を可能にします。

1番普及している光源なので安定、安価

現在、流通しているプロジェクターの中で、一番普及している光源のため、
  • 技術的に安定している
  • 安価で搭載できる
などのメリットがあります。

高輝度で明るい

水銀ランプは、パワフルで高出力なため、非常に明るい画面、高輝度な画面を実現できます。
水銀ランプを2灯内蔵するタイプなどもあり、輝度が必要な明るい場所での投影に活躍します。

明るさが最大になるまで時間がかかる

水銀ランプを使用した投影の場合、画面表示後すぐには、その本体性能での最大の明るさになりません。
徐々に100%の明るさになるため、待ち時間が発生します。

消費電力が高い

水銀ランプは、高輝度である代わりに、多くの電力を必要とします。
そのため、消費電力が高めとなっています。

冷却ファンの分、本体が大きくなる

発熱した水銀ランプを冷やすため、冷却ファンを搭載する必要があります。
プロジェクター本体のコンパクト化の妨げになるのと、ファンがある事で本体内へのホコリの侵入を許す事になる場合もあります。

ランプを冷却するためすぐには片付けられない

水銀ランプは、使用後に電源を切った際も、ランプを冷却する必要があるので、ため完全に電源をOFFにした後でも冷却に時間がかかりすぐに片付けることができません

ランプ交換が可能

メーカーに出して交換するのはもちろん、自分で交換用ランプを購入しての取り換えも可能です。

LED光源のプロジェクター

LED光源のランプを搭載したプロジェクター。
RGBと言って、色の3原色(R:赤 G:緑 B:青)もしくは白色LEDを光源に利用します。
色、輝度、コントラスト比に優れた方式です。

消費電力が低い

LED方式のプロジェクターは、水銀ランプ使用のものと比較すると、消費電力が低めです。
必要な電力が抑えられるので、バッテリーを搭載したプロジェクターも開発、販売されています。

起動後にすぐに明るくなる

プロジェクターの電源を入れてすぐ、画像の明るさが、本体性能の最大まで明るくなるので、素早く使用する事ができます。

本体の小型化が可能

LED方式の光源では、発熱が低く抑えられます。
そのため、冷却ファンを搭載しなくてよいため、本体の小型化も可能となります。
コンパクトなモバイルプロジェクターでは、LED方式のものが多数見られます。

ランプ寿命が長い

LED方式では、稼働寿命が20,000時間と、とても長く、交換する必要がありません。 故障などの際は、自分では交換できないので、メーカーのメンテナンスに出す必要があります。

レーザー光源のプロジェクター

光源にレーザーを使用している方式。現在は、高性能なハイエンドクラスのプロジェクターに搭載されている事が多い方式です。

高輝度

レーザー方式は、水銀ランプの製品と比較し、より明るい映像を投影できる、高輝度化を実現しています。

本体の小型化が可能

レーザー方式は、LED方式と同様に、発熱を低く抑える事ができるので、冷却ファンを搭載する必要がなく、本体をコンパクトに作る事ができます。

消費電力が低い

レーザー方式では、水銀ランプの製品と比較して、消費電力は低めです。

ランプ寿命が長い

レーザー式の寿命は、LED方式と同様に20,000時間と、長く使用する事が可能です。
そのため、定期的なランプ交換の必要がなく、手入れや追加費用を心配する必要がありません。

価格が高い

高輝度を実現したり等、技術的な面から、ハイエンドクラスのプロジェクターで採用される事の多いレーザー方式。その価格は、他の方式に比べ、高めとなっています。

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寿命の長いLEDランプ方式

LEDランプを使用しているので設計寿命は20,000時間。通常であれば長期に渡って使用可能です(1日に約3時間使用で約18年使用可能)。
投影するコンテンツによって寿命に影響する事もほぼありません。
ランプ交換の手間や費用も気にする必要がありません。 設置してすぐに使用でき寿命も長いので、メンテナンスの手間などの心配不要で、日々の映像生活に活躍します。

 

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