プロジェクターの仕組み|投影方式の違い、種類

2025.08.12

プロジェクターの仕組み・投影方式プロジェクターとは、映像や画像を拡大して、壁やスクリーンなどに投影する事ができる機械装置の事です。
プロジェクターの投影する仕組み、「投影方式」には、大きく分けて3つの種類があります。

  • 製品数の多い「LCD(液晶)方式」
  • 動きに強く劣化の少ない「DLP方式」
  • 高画質な「LCOS方式」

この記事では、プロジェクターにはどのような投影方式があるのか、それぞれの得意な事、適している使用シーンなどを解説します。

プロジェクターで映像が映る原理・構造の基本の仕組み

ここでは、プロジェクターを構成する基本の仕組み、映像の投影に必要な5つのパーツを解説します。

プロジェクターで映像を写す、基本の仕組み

プロジェクターの光源から光が出る→レンズや鏡で調整する→スクリーンや壁に映像が大きく投影される
というのがプロジェクターの基本の仕組みです。

プロジェクターは主に5つの要素で構成されている

プロジェクターが映像を写すためには、基本の5つのパーツが必要です。

パーツ名 働き
光源 光の元。主に水銀ランプ、LED、レーザー光源の3種類。
照明光学系 レンズ、反射鏡、拡散板など。光源からの光を、色分離合成系に送る
色分離合成系 光を3原色に分離して、液晶パネルへと送る
液晶パネル 色分離合成系から受け取った光を、反射もしくは透過させる
投写レンズ 映像を拡大して投影する

プロジェクターの投影方式|主な3つLCD、DLP、LCOS

プロジェクターには、製品によって投影方式の違いがあります。
現在のプロジェクターの主な投影方式は、LCD(読み:エルシーディー)、DLP(読み:ディーエルピー)、LCOS(読み:エルコス)の3つになります。

ここでは、3つの投影方式、それぞれの特徴を解説します。

LCD(透過型液晶)方式の仕組み、メリット・デメリット

LCD液晶方式のプロジェクターLCD(読み方:エルシーディー)方式のプロジェクターは、透過型液晶パネルを使い、映像を投影します。

透過型液晶パネルは、色の3原色「赤、緑、青」の光を当て、映像を透過させるパネルです。

LCD方式の特徴2つ

  1. 色の再現度が高い
  2. 映像が明るい

LCD(液晶)方式のメリット

  • きれいな色彩
  • 充分な明るさを得られる
  • プロジェクターの価格帯の幅が広い

LCD(液晶)方式のデメリット

  • 黒、暗い映像の表現が甘くなる
  • コントラストが弱い

DLP方式の仕組み、メリット・デメリット

DLP方式のプロジェクター「DLP(読み方:ディーエルピー)」方式のプロジェクターは、「DMD」と呼ばれるミラーを使用して光を投影させます。

「DMD」とは、デジタル・マイクロ・デバイスを省略した呼び方です。
このDMDを1つ使用したDLP方式を、「単板式(1チップ式)」、3つ使用したものを「3板式(3チップ式)」と呼んでいます。

単板式(1チップ式)は、ホームプロジェクター、モバイルプロジェクターなどで使用されています。

3板式(3チップ式)は、映画館の投影機などに搭載される事の多い高価な方式です。

DLP方式の特徴3つ

  1. 本体の小型化が可能
  2. コントラストがはっきりとした鮮明な映像
  3. 動きのある映像に強い

DLP方式のメリット

  • 経年劣化が少ない
  • LCD方式と比べ、コントラストが高い
  • 部品数を抑えられるため、小型化が可能

DLP方式のデメリット

  • 虹のような「レインボーノイズ」と呼ばれる残像が出る場合がある

LCOSの仕組み、メリット・デメリット

LCOS方式のプロジェクター「LCOS(読み方:エルコス)」方式のプロジェクターは、反射型液晶パネルを使用して映像を投影させます。

「反射型液晶パネル」の名前の通り、液晶パネルで光を反射させて、映像を投影します。

LCOS方式の特徴2つ

  1. コントラスト比に優れている
  2. 高画質な映像が可能

プロジェクターの使い方ごとのおすすめ投影方式

プロジェクターの使い方別おすすめ投影方式ここでは、プロジェクターの使用目的別に、おすすめの投影方式を解説します。

  • 幅広い製品から選びたかったらLCD方式
  • ゲームやスポーツ観戦にはDLP方式
  • 高画質・ハイエンド向けなLCOS方式
  • 持ち運ぶならDLP方式

幅広い製品から選びたかったらLCD方式

LCD方式のプロジェクターは、様々なメーカーが手がけ、製品の種類が豊富です。
ホームシアター入門や、手軽に楽しみたい際に適しています。

ゲームやスポーツ観戦にはDLP方式

DLP方式のプロジェクターには、以下の特徴があります。

  • 映像の残像が出にくいので、動きのある映像に適している
  • コントラスト比が高く、くっきりと鮮明な画像

高画質・ハイエンド向けなLCOS方式

より高画質な映像を楽しみたい、こだわりのホームシアターを構築したい、という場合は、LCOS方式のプロジェクターがおすすめです。
映像を描画する点(画素)と点の間・隙間が狭く、緻密な画質で投影できます。
しかし、LCOS方式はその内部構造が複雑なため、小型化が難しく、価格も高い製品がほとんどです。

持ち運ぶならDLP方式

出張やキャンプなど、外出先で使用したい場合は、DLP方式のモバイルプロジェクターがおすすめです。
モバイルプロジェクターでは、DLP方式のものが多く開発、発売されています。
DLP方式は、投影に必要なパーツ数を抑えられるため、本体の小型化が可能になるためです。

アラジンXシリーズはホームで活躍するDLP方式

アラジンXシリーズはDLP方式Aladdin X(アラジン エックス)シリーズのプロジェクターは、動きに強いDLP方式です。

  • 照明一体型プロジェクター・Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)
  • 超短焦点プロジェクター・Aladdin Marca(アラジン マルカ)
  • 照明一体型プロジェクター・Aladdin X2 Light(アラジン エックス 2 ライト)

 Aladdin X2 Plus

Aladdin Marca

  • テレビ視聴
  • 映画鑑賞
  • スポーツ観戦
  • ゲームプレイ

Aladdin X2 Light(アラジン エックス 2 ライト)|より広い空間に・照明一体型3in1プロジェクター

Aladdin X2 Light 「Aladdin X2 Light(アラジン エックス 2 ライト)」は、手軽さと新搭載の機能でパワーアップした照明一体型3in1プロジェクターです。

  • 「ムードライト」搭載で空間をカラフルに演出
  • メインライトも14畳対応にパワーアップ(従来は8畳まで)
  • 薄くなった本体デザインで、より空間がすっきりスタイリッシュに
  • 目に優しい「TUV認証」、「SGS認証」取得
  • MEMC(フレーム補間処理)に対応で、スポーツやゲーム等の激しい動きの映像でも、くっきりと滑らかに投影

など、おすすめポイントが満載です。

おうちが4Kシアターに!Aladdin Marca Max(アラジン マルカ マックス)

Aladdin Marca Max

Aladdin Marca Max(アラジン マルカ マックス)は、4K Ultra HD対応の超短焦点プロジェクターです。
マルカ マックスも、動きに強いDLP方式で、映像作品のみでなく、スポーツ観戦やゲームにもおすすめ出来るプロジェクターです。

  • 壁から17.8cm離すだけで、4K、100インチの大画面が広がる超短焦点プロジェクター
  • IMAX Enhanced認証取得の高画質※1
  • 1.90:1の拡大アスペクト比で映像が最大26%広がり、迫力アップ※1
  • Dolby VISIONで繊細な色彩、シャープなコントラストで細部まで鮮明な映像
  • ハーマンカードン製の高音質スピーカーを4基(※2)搭載し、立体感のあるサウンドを実現

※1 IMAX Enhancedに対応したコンテンツ、映像を外部入力する必要があります。
※2 高音スピーカー20W×2基、中低音スピーカー20W×2

おうち環境で、プロジェクターを使いたいあらゆるシーンにぴったりです。
家族と、友達と、様々な映像体験をアラジンXシリーズで楽しみましょう。

プロジェクターを楽しむ人 

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「プロジェクターの選び方|性能を表す用語や用途ごとのポイントをわかりやすく解説」
https://www.aladdinx.jp/blogs/popin-owned/projector-erabikata


さらに進化したAladdin X2 Plus(アラジン エックス ツー プラス)

世界初の照明一体型3in1プロジェクターAladdin X2 Plus(アラジン エックス ツー プラス)で、おうちを魔法の暮らし空間に。多彩なコンテンツで、みんな、あつまる、ひとつになる。

Aladdin Marca(アラジン マルカ)は壁から24センチで100インチの大画面を実現しました

超短焦点プロジェクターAladdin Marca(アラジン マルカ)は、壁からわずか24センチで100インチの大画面を実現。スタイリッシュなデザインで、リビングのインテリアに自然に溶け込みます。