プロジェクターとテレビの電気代はどう違う?省エネ出来る使い方も紹介

2022.09.29

値上がりが続く電気料金。世界的な脱炭素の動きによる火力発電所の休廃止や国際情勢の激変により、世界的にエネルギー価格が予想をはるかに超えた速さで高騰しています。

電力の自由化によって増えた新電力サービスにおいても、「燃料費調整額」の上限撤廃を発表する会社が増えていて、日々の生活で使用している家電の消費電力を確認する方、電力会社の切り替えを検討する方も多いですよね。

動画配信やテレビ視聴をプロジェクターで楽しんでいる人も増えている現在、その電気代やテレビと比べてどちらが安いのか、また、本体寿命を延ばして長く有効活用してコストを抑える方法についても解説します。

プロジェクターとテレビの電気代を比較

プロジェクターの投影方法や、テレビの解像度によって電気代が違いますが、4K同士で比較すると1時間あたり1円程度プロジェクターの方が安い電気代となります。

プロジェクターの電気代は製品の特長ごとで変わる

一口にプロジェクターと言っても、使用されているパーツや方式には様々な種類があります。
どのタイプのプロジェクターで映像を見るかによって電気代は変わってくるので、最初にプロジェクターの違いを確認していきましょう。

プロジェクターの特徴解説

《解像度》
解像度とは、画像の細かさを表します。その数字が大きくなるほど画像が滑らかに見る事が出来ます。

プロジェクターの解像度で現在一般的なサイズは以下になります。
・フルHD(1920×1080)
・ WXGA(1280×800)
・4K(3840×2160)

解像度が高いほど映像はきれいになりますが、その分、プロジェクターは描画にパワーを使うので消費電力が増える事になります。

《投影方法》

投影方法には大きく分けて3つあります。
・ DLP方式:現在の主流。明暗の表現に定評あり。小型・軽量化に向いた方式。
・ LCD方式、3LCD方式(液晶方式):グラデーション表現や鮮やかな色合いが得意。
・ LCOS方式:ハイエンドユーザー向けの高性能な方式。高価なので普及率は低い。

投影方法によっても消費電力は異なり、DLP→LCD/3LCD→LCOS方式と性能が高くなるほどやはり消費電力は増えていきます。

プロジェクターの電気代

プロジェクターの解像度と投影方法の組み合わせで電気代は変わってきます。
ここでは1時間あたりにかかる電気代を製品のタイプ別に算出してみましょう。

計算式は以下を使用します。

プロジェクターの消費電力(W)÷1000×1時間×27(円)=1時間あたりの電気代

※消費電力を1000で割るのは、電気料金目安と乗算させるために「W(ワット)」から「kW(キロワット)」へ変換し単位を揃えるためになります。

※本記事内の電気料金は1kWh(キロワット)あたり27円(税込)で計算しています(下記「電力料金目安単価」の改定に関する件に基づく数値となります。)。

出典:全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」の改定に関する件

また、算出した数値は目安であり、実際の使用方法や環境によって異なります。

E社・解像度4K・3LCD方式のモデル

386 (W) ÷ 1000 × 1時間 × 27 (円) = 1時間あたり10.42円(税込)

C社・解像度WXGA・ DLP方式のモデル

300 (W) ÷ 1000 ×1時間 ×27 (円) =1時間あたり8.10円 (税込)

A社・解像度4K・ DLP方式

180 (W) ÷ 1000 ×1時間 ×27 (円) =1時間あたり4.86円 (税込)

popin Aladdin 2 plus・解像度フルHD・ DLP方式

135 (W) ÷ 1000 ×1時間 ×27 (円) =1時間あたり3.65円(税込)

やはり解像度や投影方法の違いで電気代に違いが出る事がよく分かりますね。

テレビの電気代


テレビの消費電力は、42型で同じ解像度フルHD同士で比べると、プロジェクターの約6割程度となり、それほど大きくはありません。

しかし、テレビの解像度が4K、8Kと上がっていくと、プロジェクターの電気代の方が低くなっていきます。

フルHDでプロジェクターとテレビの電気代を比較

・フルHDテレビ(S社)
85 (W) ÷ 1000 ×1時間 ×27 (円) =1時間あたり2.30円 (税込)

・フルHDプロジェクター(popin Aladdin 2 plus)
135 (W) ÷ 1000 ×1時間 ×27 (円) =1時間あたり3.65円(税込)

4Kでプロジェクターとテレビの電気代を比較

・4Kテレビ(S社)
218 (W) ÷ 1000 ×1時間 ×27 (円) =1時間あたり5.89円(税込)

・4Kプロジェクター(A社)
180 (W) ÷ 1000 ×1時間 ×27 (円) =1時間あたり4.86円(税込)

8Kでプロジェクターとテレビの電気代を比較

・8Kテレビ(S社)
550 (W) ÷ 1000 ×1時間 ×27 (円) =1時間あたり14.85円(税込)

・8Kプロジェクター(J社)
400 (W) ÷ 1000 ×1時間 ×27 (円) =1時間あたり10.80円(税込)

8Kにおいては1時間あたり4円の差が出てきています。
単に1時間あたりで比較した場合は解像度4K以上でプロジェクターのほうがお得と言えます。

が、消費電力はその場所トータルで考えるもの。
製品の待機電力や周辺機器にかかる電力も加味して検討していきましょう。

プロジェクターの電気代を節約する方法

プロジェクターを使いつつも省エネ、電気代を抑える方法を3つ紹介します。

消費電力の小さいコンパクトタイプなどの製品を選ぶ


プロジェクターの中には、小型化されたコンパクトタイプ、手に収まるほどのハンディタイプなど、手軽に持ち運べるタイプの製品も発売されています。

通常の据え置き型のプロジェクターと比べると解像度や輝度の面でスペックが落ちてはしまうのですが、そのぶん消費電力は抑えられてます。

本体価格自体もお手頃な製品が多いので、例えば寝かしつけの際に少し使うのみ等使うシーンによっては十分な性能なので選択肢に加えるのもおすすめです。

待機モードや省エネモードがある製品を選ぶ


設置場所の周囲の明るさや映している映像に合わせてプロジェクター自体のランプの明暗を調節してくれる省エネモードを搭載している製品もあります。この機能があれば自分で意識せずとも消費電力を抑える事ができるので便利です。

待機時は省エネモードになる製品も要チェックですね。こまめな消費電力のセーブがまとまると効果的になってきます。

機能がまとまった一体型プロジェクターを使用する


popin Aladdin 2 plusのようにシーリングライトやスピーカー機能と一体になっているプロジェクターを選択して、電気を使う製品数自体を減らすのも電気代の節約に大いに役立ちます。プロジェクター使用時の電力だけでなく、

照明のみ:40w、1時間あたり1.08円
壁スイッチONの待機電力:0.5W、1時間あたり0.01円

と全機能でコストが抑えられるので、フルHD同士で比較した際はテレビの消費電力に軍配が上がっていましたが、トータルで見るとコストダウンが可能となります。

電気代以外にかかるコストの比較


ここまで消費電力の観点から電気代を比較してきましたが、それ以外のパーツなどのランニングコストの面もチェックしていきましょう。

消費電力が低いからお得!と思いきやすぐにパーツが痛んでしまって交換費用がかかったり買い替える事になるようでは、結局高くついてしまうからです。

パーツの知識を得てケアをしながら使用する事はどの家電製品においても省エネにもつながります。

プロジェクターランプの寿命


プロジェクターランプは主に3種類あり、それぞれ使用の寿命が異なります。

《ランプの種類とその平均的な寿命》
・水銀ランプ|約2,000時間
・LEDランプ|約20,000時間
・レーザーランプ|約20,000時間

LEDランプやレーザーランプの寿命はかなり長いのでメンテナンスの手間があまりかからないのが助かりますね。
約20000時間という事は、1日2時間使用した場合1万時間、27年利用可能という計算が出来ます。
元々寿命は長いので、使用の仕方やケアに気を付けて性能を維持していきましょう。

プロジェクターランプの寿命を延ばすための5つのポイント

ランプの光量を上げすぎない


プロジェクターを使用する際にランプ光量を上げすぎないようにしましょう。

製品によって省エネモード、エコノミーモードなどの画像の輝度を抑えて投影するモードがあるので、有効活用すると良いですね。

換気をし易いように設置をして使う


プロジェクターがオーバーヒートしないように、通気性を確保する必要があります。

本体には吸気口と排気口があり、これらの通気口を塞いでしまうと、通気性が悪くなりきちんとした換気が出来なってしまいます。

本体にかかる負担を減らすために、適切に換気ができる場所に設置して使うように心がけましょう。

フィルターの定期的な清掃・交換をする


本体内部にほこりがたまるのを防ぐために、プロジェクターにはフィルターが装着されています。

フィルターの掃除をせずにほこりでふさがれていると通気性が悪くなり、プロジェクター本体内の熱が出ていってくれません。本体内に熱がこもり、結果的にランプの寿命を短くしてしまう事に。こまめなフィルター掃除が本体自体やレンズを守る事につながります。

電源のオン・オフ切替えは必要な時だけにする


プロジェクターの電源がオンになり電流が本体内に流れると、当然ランプにも負荷がかかります。使用するのに必要なのでそれ自体はよいのですが、負担がかかっているのは事実なので、不必要に電源を付けたり消したりするのはやめましょう。これはプロジェクターに限らず電気製品を使う際のお約束です。

プロジェクターの電源をオンにしている時にコンセントを抜かない


これもプロジェクターに限らず電気製品全般に言える事なのですが、電源をオンにしている時には、絶対にコンセントを抜かないようにしましょう。急速な電流のストップはランプを傷める原因となるばかりでなく、即座にランプや本体内の別なパーツの破損へとつながる事があります。

電源を切る時には、必ずその製品の取扱説明書に書いてある手順の通りにオフにしていきましょう。

プロジェクターランプが寿命を迎えたら交換できる?修理に出す?


寿命を迎えたプロジェクターランプは、機種によっては交換することが可能です。

しかし、LEDランプやレーザーランプの場合、ほとんどがメーカーによる修理が必要となるため、不用意にカバーを開けたりしてはいけません。自己修理をした製品は保証の対象外になる事がほとんどなので要注意です。

テレビの部品交換の目安

テレビの寿命に関してはどうでしょうか。プロジェクターとの比較として確認していきましょう。
テレビの平均寿命は総合的に考えて「10年」と言われています。

・故障や新機能を求めての本体の買い替えによる「使用の終了」
・メーカーによるテレビ部品の保有期間が8年と定めている所が多い事から来る「製造の終了」
上記の2つの観点から見た「寿命」です。

本体故障などでの使用の終了


内閣府が定期的に消費動向調査を行っていますが、その中で生活する上での主要な消費物の買い替え状況も統計を取っています。

令和4年3月時点の調査では、二人以上の世帯での集計は以下の結果が出ています。

・カラーテレビの平均使用年数 10.4年
・買い替え理由1位 故障のため 64.8%
・買い替え理由2位 上位モデルへ買替えのため 22.4%
・買い替え理由3位 転居のため 5.5%

統計からみても、大多数のテレビが10年で寿命を迎えていると言えます。

出典:内閣府・消費動向調査・令和4年3月「1-3 二人以上の世帯(主要耐久消費財等)主要耐久消費財の買替え状況の推移 」より

テレビ部品の製造が終了してしまう事での寿命


もう一つのテレビ部品の保有期間の終了に関しても見て行きましょう。

テレビメーカーでは、「部品保有期間」というものを定めています。
「部品保有期間」とは、販売した商品に使われている部品を、その製品の製造が終了してからも保有する期間の事です。

テレビの場合は、部品保有期間を8年としているメーカーが多く見られます。

電気代の節約の観点からも、古い製品より最新の製品のほうが省エネ性能の向上がなされているので、一定期間使用したテレビも買い替えた方が経済的なる場合が多いです。

買い替えに迷ったら 照明一体型プロジェクターがおすすめ

ここまでテレビとプロジェクターの電気代や部品などの寿命を比較してきました。

テレビにしてもプロジェクターにしても、昨今の製品は高機能でそれぞれ素晴らしいのですが、比例して消費電力も増えている傾向がよく分かります。

総合的に考えると、高機能かつ様々な家電を1つにまとめられる照明一体型プロジェクター「 popin Aladdin 2 plus」を使用する事で節電もテレビ視聴も含めた映像体験も一挙に解決できるので、ぜひ広い視野で検討してみてください。