DRMをわかりやすく解説|デジタル、動画配信の著作権

2024.07.09

DRM(デジタル著作権管理)とは、デジタルデータの著作物を保護するための技術を指します。

 

日常の中でも、
  • テレビ番組を録画すると、ダビング回数の制限がある
  • 動画配信の視聴が公式アプリでのみ可能
  • 動画再生画面のスクリーンショットを撮っても真っ黒になる
など、デジタルデータを保護するためにガードする技術が使われています。

 

この記事では、DRM(デジタル著作権管理)の意味、種類、DRMでプロジェクターに映像が出ない場合の対処法などを解説します。

DRM(デジタル著作権管理)とは著作権の保護技術

DRMとは、「Digital Rights Management」の略で、「デジタル著作権管理」と訳されています。

 

デジタルデータのコンテンツ(音楽、映像、書籍ほか)の著作権を守り、利用する際の条件や、複製を防ぐための技術を指しています。
  • DRM(デジタル著作権管理)は海賊版対策に必要
  • 「DRMフリー」は複製や伝送が可能であるという意味

DRM(デジタル著作権管理)は海賊版対策に必要

DRM(デジタル著作権管理)が必要とされるのは、デジタルデータは複製が作りやすいためです。

 

コピーしやすく劣化もしないデジタルデータは、海賊版などが作られやすい状況にあります。
私的な利用範囲を超えた利用や複製をそのままにしておくと、著作権保持者や企業の利益を損ない、将来的には新たなコンテンツを制作する資金が無くなってしまいます。

 

コンテンツ自体を守るのと同時に、制作環境や販売、配信なども含めた作品分野の発展を守るためにも、DRM(デジタル著作権管理)は必要とされています。

「DRMフリー」は複製や伝送が可能であるという意味

コピーガードなどの保護手段をかけずに提供されているデジタルデータを、「DRMフリー(DRM free)」と呼ぶ事があります。

 

ガードがかけられていないので、複製や送信が可能ですが、データに対しての権利までフリーという事ではありません。

 

「DRMフリー」なデジタルデータであっても、著作権自体はフリーとなってはいないので、利用する際の自由度に関しては、著作権保持者の定めによって異なります。

DRM(デジタル著作権管理)の種類

DRM(デジタル著作権管理)には、様々なデータ保護方法があります。
ここでは、DRM(デジタル著作権管理)の種類を解説します。
  • 保存を不可にする
  • 画面キャプチャを不可にする
  • コピーできるがシリアルナンバーの入力を求める
  • コピー回数の制限
  • 再生可能な期間の制限

保存を不可にする

デジタルデータをダウンロードして保存する事をガードします。

画面キャプチャを不可にする

スマホやパソコン上で表示している際に、キャプチャ(スクリーンショットや画面収録)する事ができないよう、ガードします。
スクリーンショットを撮っても真っ黒画面で保存されるようにしたり、映像作品をダウンロード閲覧する場合にもキャプチャを防ぐシステムなどがこれに当たります。

コピーできるがシリアルナンバーの入力を求める

DVDなどからソフトウェアをパソコンにインストールする際に、シリアルナンバーの入力を求める仕組みも、DRMになります。
データをインストールするデバイス数に制限がある事になります。
DVDなどの記録メディア経由でなく、インターネット経由でのデータダウンロード、インストールの際にも、この仕組みを使用しているものが多く見られます。

コピー回数の制限

特定の回数に限り、コピーが可能になるシステムもあります。
  • コピーワンス:特定記録メディアへのコピーを1回に限り許可
  • ダビング10:テレビ番組をハードディスクに保存する場合などに多く見られる形式。コピー9回、データの移動1回の計10回まで許可。
    回数制限に加え、データを移動した後、元データは削除される仕組みなどもあります。

再生可能な期間の制限

コンテンツの再生が可能な期間を制限する仕組みです。
身近な所では、動画配信サービスでよく見られる仕組みです。

DRM(デジタル著作権管理)での保護でプロジェクターに映像が出ない場合の解決法

スマホやタブレット、パソコンなどで利用している動画配信サービスの映像を、プロジェクターの大画面で楽しみたくて接続・ミラーリングしたものの、映像がうつらないという事があります。
この現象は、DRM(デジタル著作権管理)による制御が関係しています。

 

ここでは、DRM(デジタル著作権管理)での保護で、プロジェクターに映像が出ない場合の解決法を解説します。
  • 配信サービスの公式対応があるプロジェクターで楽しむ
  • Fire TV Stick、Chromecast、Apple TVなどをHDMI接続して視聴する

配信サービスの公式対応があるプロジェクターで楽しむ

1番簡単で確実なのが、利用したい動画配信や音楽配信サービスに、公式対応しているプロジェクターを使用する事です。
面倒な接続も不要で、プロジェクター単体でコンテンツを楽しむことができます。

Fire TV Stick、Chromecast、Apple TVなどをHDMI接続して視聴する

Fire TV Stick、ChromeCastなどのストリーミングメディアを、プロジェクターとHDMI接続して、配信サービスを視聴する事が可能になります。

 

確認ポイント
  • 利用したいアプリの対応があるストリーミングメディアを選ぶ
  • プロジェクター本体にHDMI端子がある、もしくはワイヤレスHDMI接続に対応している
  • ストリーミングメディア自体の電源の確保も要確認
また、接続に使用するHDMIケーブル、変換アダプターは純正のものを使用する必要があります。
DRM(デジタル著作権管理)によって、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)に合わないHDMIアダプター等の使用は不可となっているためです。

 

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