プロジェクターで無線・ワイヤレスHDMI接続|選び方、低遅延、4K

2024.06.19

様々な映像機器を接続するHDMIケーブル。パソコンとモニター、テレビとレコーダー、ゲーム機とテレビ、プロジェクターと再生機器など、接続する物は多岐にわたります。

 

機器の設置場所が限られている場合や、お部屋をすっきりさせたい場合などは、有線のHDMIケーブルではなく、無線の、ワイヤレスHDMIでの接続が活躍します。

 

この記事では、ワイヤレスHDMI接続の仕組みやメリット、注意点、選び方のポイントを解説します。

無線・ワイヤレスHDMIとは|仕組み・メリットと注意点

有線ケーブルを使わず、無線での映像データ、音声データの送受信をするのが、ワイヤレスHDMIになります。

 

ここでは、ワイヤレスHDMIのメリット、注意点を解説します。

ワイヤレスHDMIのメリット

ワイヤレスならではのメリットとして
  • 複数の機器を接続する際に、ケーブルが不要なので整理整頓できる
  • 離れた場所の機器でも接続できる
等があげられます。

 

ケーブルが無いので、機器のある空間が掃除がしやすくなるのもメリットと言えます。

ワイヤレスHDMIのつなぎ方・注意点

ワイヤレスHDMIのつなぎ方

ワイヤレスHDMIの機器により、つなぎ方は異なるので、ここでは一例として、基本的な接続方法を解説します。

 

送信機側
  • ワイヤレスHDMIの送信機本体とACアダプターを接続して、ACアダプターはコンセントに挿す
  • HDMIケーブルで、ワイヤレスHDMIの送信機本体と、使用したい機器(DVD/ブルーレイ機、HDDレコーダー、ゲーム機など)を繋ぐ

 

受信機側
  • ワイヤレスHDMIの受信機本体とACアダプターを接続して、ACアダプターはコンセントに挿す
  • HDMIケーブルで、ワイヤレスHDMIの受信機本体と、テレビやモニター、プロジェクターを繋ぐ
  • 送信機をペアリングして、投影が可能に
更に設定が簡単な、USBタイプの送受信機などもあります。 その場合は、接続したい機器それぞれにUSBを挿して認識させ、完了になります。 使用する製品の説明をよく読み、接続をされてください。

ワイヤレスHDMIの注意点

ワイヤレスHDMIの機器は、製品によって「接続可能な距離・範囲」が決まっているので、設置場所に合わせて可能範囲を確認する必要があります。

 

接続する空間の状況も、壁の有無などで接続の安定度が変わってくるので、設置のイメージを持った上で、ワイヤレスHDMI機器の性能を調べるようにしましょう。

無線・ワイヤレスHDMIの選び方のポイント

ここでは、ワイヤレスHDMI機器の選び方のポイントを解説します。
  • 2.4GHz、5GHzの「周波数帯」
  • 4K、フルHDなどの対応画素数「解像度」
  • 通信可能距離

2.4GHz、5GHzの「周波数帯」

「周波数帯」とは、電気信号や電波の周波数の範囲を表し、様々な特徴を持つ電波が混ざらないように通るゾーンが異なっています。

 

ワイヤレスHDMIは、送受信する電波の周波数帯として、
  • 2.4GHz
  • 5GHz
の2種類を使用している製品が多く見受けられます。

2.4GHzの周波数帯

2.4GHz帯は、
  • 部屋をまたいで接続する使い方におすすめ(壁等の障害物があっても、電波強度が強くなりやすい)
  • Bluetooth、家電製品などでよく使われる周波数帯なので、電波緩衝の可能性がある(音声や映像、接続の乱れなど)

5GHzの周波数帯

5GHz帯は、
  • Wi-Fi専用の周波数帯のため、他の機器との緩衝の心配がほぼ無い
  • 障害物のある環境だと2.4GHz帯と比べて電波強度が弱くなりやすいので、同じ空間にある機器をワイヤレス接続する際におすすめ

4K、フルHDなどの対応画素数「解像度」

映像の細やかさを表す「解像度」という単位があります。 映像を表示する「点」の数を表し、点を「ピクセル」、ピクセルの総数を「画素数」と呼びます。 数字が大きいほど、精緻な映像と言えます。 その解像度は、フルHDで1920×1080ピクセル、4Kは3840×2160ピクセルとなっています。

 

ワイヤレスHDMIで送ることのできる画素数は、使用するワイヤレスHDMI機器によって異なります。 4K画質の映像をワイヤレスで楽しみたい場合は、4K画質対応のワイヤレスHDMI機器を使用する必要があります。

通信可能距離

前出のワイヤレスHDMIのつなぎ方・注意点でも述べましたが、ワイヤレスHDMIの機器は、製品によって「接続可能な距離・範囲」が決まっています。

 

接続する空間の状況も、遮蔽物(壁など)の有無で接続の安定度が変わってくるので、設置のイメージを持った上で、ワイヤレスHDMI機器の性能を調べて使用するようにしましょう。

ゲームには低遅延仕様がおすすめ

ワイヤレスHDMI接続をしてゲームをプレイしたい場合、気を付けるのが「遅延」を少なくする事です。 映像や音声データの送受信時に遅延があると、ゲームの操作と画面上での動きがズレてしまいます。 動きの早いアクションゲームやレースゲーム等では、遅延がゲーム性にまで影響を及ぼしてしまいます。

現在は、ゲームに適した「低遅延仕様」、「低遅延モード搭載」などのワイヤレスHDMI製品があり、人気です。

モニター側のフレーム数を表す「リフレッシュレート

選ぶ際のポイントは、「Hz(ヘルツ)」という単位で表される「リフレッシュレート」。 1秒間に最大何フレームの映像の切り替わりを処理できるかを示します。
この数値が高いほど可能処理数が多く、映像は滑らかになります。
リフレッシュレートは、映像を映し出すモニター側の性能となります。

ゲーム機側のフレーム数を表す「fps

 ゲーム機側、映像を出力する元の性能として使用されるのは、「fps」という単位。 「Frame per second(フレームパーセカンド)」の略で、「1秒あたりに何フレーム映像を出力するか」を指すフレームレートという単位です。 これも、数値が高いほど映像の動きは滑らかになります。 fpsは、ゲーム機本体や、個別のゲームソフトでの設定などで設定される数値です。

ゲーム機とモニター、低い方のフレーム数が最大となる

 Switch(スイッチ)やPS4は、最大フレーム数は60fpsとなっています。

例えば、ワイヤレスHDMIのリフレッシュレートが60Hz以上であっても、映像を出力するゲーム機のfpsは60fpsだった場合、性能以上の滑らかさは出ません。

逆に、モニター側が60Hz以下のリフレッシュレートだと、ゲーム機の性能を最大限に活かす事ができなくなってしまいます。

モニターを購入する際は、「使用したい機器のfpsをカバーできるリフレッシュレートかどうか」を確認する事をおすすめします。

進化したAladdin X(アラジン エックス)専用ワイヤレスHDMI

家庭用の引掛シーリングに取付けるだけで設置が完了する「Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)」は、シーリングライト、高性能プロジェクター、高音質スピーカーの3つの機能が1つになっている、画期的な照明一体型3in1プロジェクターです。

 

様々な再生機器をワイヤレスで接続して、大画面に投影して楽しむ事ができます。

ワイヤレスHDMI接続で、空間をすっきりと有効に

プロジェクター自体の電源は、引掛シ-リングから取るため、ケーブル不要。 専用のワイヤレスHDMI「Aladdin Connector 2」は、Wi-Fi経由でHDMI接続をするので、配線の心配がなく、空間を有効に使う事が可能です。

より接続が簡単に

Aladdin X専用のワイヤレスHDMI「Aladdin connector 2(アラジン コネクター ツー)」は、プロジェクター本体と簡単なペアリングで接続できるので、すぐに使用開始する事ができます。

 

シネマモードで、転送画質が向上

Aladdin Connector 2の新機能のひとつ「シネマモード」は、転送する画質を向上させるモードです。より美しく、より鮮やかな映像を楽しみたい方におすすめのモードです。

ゲームモードで、遅延軽減

初代機より改善されたリフレッシュレートで、遅延を軽減、よりゲームプレイに特化した モードです。

 

リフレッシュレートは60Hz。主なゲームの出力fpsが60fpsなので、十分に性能を引き出せます。 遅延の詳細な仕様は、「<100ms(1080p@60Hz)→ フルHD・60Hzで出力した場合、0.1秒」となっており、スムーズなゲームプレイが楽しめます。

4K動画も閲覧可能

初代機では対応していなかった4K動画も閲覧可能に。 ※出力される映像は、使用する各Aladdin Xシリーズの解像度に合わせて出力されます。

無線LANはWi-Fi6対応(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/a)、2.4GHz/5GHz

快適な接続速度を実現するWi-Fi6対応なので、高速、低遅延に大活躍します。

 

 

空間を有効に使いながら、快適なワイヤレスHDMI接続で映像やゲームを楽しみましょう。

 

関連記事:
「Aladdin X専用 ワイヤレスHDMI Aladdin connector 2(アラジン コネクター ツー)」
https://www.aladdinx.jp/pages/aladdin-wireless-hdmi-2
「Switch(スイッチ)とプロジェクターの接続方法|ドックなし、無線接続も」
https://www.aladdinx.jp/blogs/popin-owned/switch-projector

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