プロジェクターの天井設置、天吊り|金具、配線、費用

2024.07.10

大画面で映像を楽しめるプロジェクター。
家庭でも高画質を手軽に楽しめるため、導入を検討する方も増えていますが、設置場所の検討が重要となります。

 

お部屋のスペースの確保や、映像を見る際のセッティングが楽などのメリットから、プロジェクターの天井設置、天吊りを考える方も多くいらっしゃいます。

 

この記事では、プロジェクターの天吊り設置のメリット・デメリット、天吊り設置に必要なもの、費用の相場、天吊りするプロジェクターの選び方などを解説をします。

プロジェクターの天吊り設置

プロジェクターを使用する際、どこに設置するか、片付け場所はどうするか等を考える必要があります。
天井に設置をすれば、使用する度のセッティングの手間からも解放されます。
ここでは、プロジェクターを天吊り設置するメリット、デメリット、設置方法を解説します。

 

小型であれ、通常サイズであれ、プロジェクターを天吊りするという事は、落下の危険性も伴うので、DIYでの設置の場合は、充分に検討、準備、確認の上で行いましょう。
専門業者に相談、見積、施行してもらうのは確実な方法となります。

 

また、戸建てではなくマンションの場合、分譲であっても、規約で天井などの追加の電気工事等を制限している場合もありますので、管理会社への確認も必要となる場合があります。
住まいが賃貸の場合、天吊りなどの追加工事を禁止している場合も多いので、貸主への確認が必要です。

 

住まいが賃貸の場合の設置場所アイデアをまとめた記事もございます。
ぜひ参考にされてください。
「住まいが賃貸の場合、プロジェクターの設置場所はどこがいい?」
https://www.aladdinx.jp/blogs/popin-owned/projector-rental-housing

プロジェクターを天吊り設置するメリット、デメリット

天井に天吊り設置するメリット

最大のメリットは、プロジェクターの設置場所が上空になるので、空間をすっきりと、有効に使う事が出来る事です。

投影の光を遮るものや、人が横切る等の干渉を受けにくくなります。

天井に天吊り設置するデメリット

1度設置すると、位置の変更が難しいという点があげられます。

通常のプロジェクター設置でもそうですが、天井設置では更に配線を考えての設置が必要となります。

天井に穴をあけ、天吊り金具を取り付けての設置は、一度場所を決めると位置を変えたくなっても中々変更は難しくなります。

プロジェクター天吊り費用の相場は1万5千円~3万

プロジェクターの天吊りを、専門業者に依頼する場合の費用相場は、1万5千円から3万円となります。
業者や、取り付ける場所の状況によって料金は異なるので、施工前の見積もりはしっかり行いましょう。

 

この費用は「プロジェクターを天井に取り付ける作業」での相場になります。
実際には、それ以外の工賃が加味される場合もあるので、内容と相場をおさえておくと、業者選定の目安となるでしょう。
作業内容 料金・費用相場
天井への取り付け 1万5千~3万円
天井点検口の設置 5千~2万円
コンセント(電源)取り付け 3万~4万円
LANケーブルなど、配線作業 1万5千~3万円
スクリーン取り付け 3万円~

天吊り設置に必要なもの

天吊り金具

プロジェクターの各メーカーから天吊り金具が発売されていますが、通常、そのメーカー製品専用の金具になります。

そのため、プロジェクターを買い替えた場合、天吊り金具も併せて替える必要が出てきます。

幅広いメーカー製品に対応した金具もあるので、そのような製品を利用すれば、買い替え時の手間を省く事が出来ます。

ダクトレール(ライティングレール)

ダクトレール(ライティングレール)は、シーリングライトを取付ける金具に取り付ければ設置完了なので、作業は簡単です。

長さも様々なタイプのものが販売されているので、必要に合わせた長さを選び、コードをまとめましょう。

天吊りするプロジェクターの選び方、ポイント

ここでは、プロジェクターを天吊りする際に、行っておきたい確認ポイントを解説します。
  • 耐荷重の確認
  • 配線ケーブルの有無確認、処理に迷ったら無線対応で
  • 上下画面反転や台形補正の有無の確認

耐荷重の確認

プロジェクターを天吊り設置する場合に必ず行うのは、天井の耐荷重の確認です。
取付けるプロジェクターは、その耐荷重より軽い製品にする必要があります。
天吊り金具の耐荷重も、同時に確認をしましょう。
天井の破損、プロジェクターの落下などの事故につながらないよう、必ず確認をしましょう。

配線ケーブルの有無確認、処理に迷ったら無線対応で

天吊りする場合、配線ケーブルの処理に悩む場面が多々見受けられます。
すっきりときれいに収まるようにまとめたり、天井やコンセントまで這わせてカバーをするのは、慣れが必要となります。

 

そのような場合は、
  • 専門業者に配線の相談をし、必要作業のプランを立てる
  • Wi-FiタイプやBluetooth接続対応のプロジェクターを活用する
などの対応策が取れます。

 

無線接続が可能なプロジェクターの場合、本体用の電源ケーブル以外の、映像再生機器との配線を抑えることが可能になります。

上下画面反転や台形補正の有無の確認

プロジェクターを天吊り設置した後、画像を投影して調整をする必要があります。

画像の上下画面反転や、台形補正をして、快適に映像を視聴できるようにします。

ほとんどのプロジェクターには搭載されている機能ですが、中には未搭載な製品もあるので確認が必要です。

プロジェクターの天吊り作業方法

プロジェクターを天井に設置する場合、専用の吊り下げアームを取り付けて設置する方法が主になります。

 

その他にも、天井から棚板を吊るし、その上にプロジェクターを置く方法のあります。
ここでは、吊り下げアームでの取り付け方法の流れを解説します。

 

天吊りの流れ
  • 天吊り設置する場所をおおまかに決める
  • 投影する面(スクリーンや壁面)までの距離を確認する
  • 取付ける天井の下地を確認
  • 配線の確認
  • 天井に天吊り金具を固定する
  • 設置した天吊り金具にプロジェクターを設置する
  • 電源の配線、各種再生機器への接続
  • プロジェクターの映像テストを行い調整する

ダクトレール(ライティングレール)を使った天吊り方法

天井に穴を開けたくない場合や、賃貸のお部屋に取付けたい場合は、ダクトレール(ライティングレール)を用いて天吊り設置をする事が可能です。
この場合も、ダクトレール(ライティングレール)の耐荷重をクリアできるプロジェクターを選ぶ必要があります。
軽量なモバイルプロジェクターがおすすめです。

 

ダクトレール(ライティングレール)を使った天吊りの流れ
  • シーリングライトにダクトレール(ライティングレール)を取り付ける
  • ダクトレール(ライティングレール)にコンセントを取り付ける
  • モバイルプロジェクターを天吊りする
  • 上下反転やフォーカスなどの映像調整を行う

天井設置が難しい時の選択肢「Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)」

家庭用の引掛シーリングに取付けるだけで設置が完了する、照明一体型のプロジェクター。 工事が不要で、取付けも簡単なため、天吊り設置が難しい場合でもおまかせです。
  • シーリングライト
  • 高性能プロジェクター
  • 高音質スピーカー
の3つの機能が1つになっているため、見たい時にすぐに大画面の迫力ある映像が楽しめます。

 

専用の短焦点レンズを搭載しているので、設置距離が壁から短くても鮮明な大画面を実現できます。

 

投影面を見やすい位置へと、上下左右に調整可能なので、様々な間取りにフィットさせられます。

 

引掛シーリングの耐荷重は、国内の施工基準で、「5.0kg」となっています。
Aladdin X2 Plusの本体重さは4.9kgなので、強度基準を満たす一般的な引掛けシーリングであれば設置可能です。

 

経年などで心配な場合、事前に電気施工会社等にお問い合わせの上、耐荷重が5.0kgまであるかご確認の上での設置をお奨めいたします。

参考ページ
電気用品安全法(86の7の2)エル・イー・ディー・電灯器具イ、(チ)
https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/kaishaku/gijutsukijunkaishaku/beppyoudai8.pdf
一般社団法人 日本配線システム工業会 配線器具Q&A008
https://www.jewa.or.jp/qa/common.html#008

観たいコンテンツも豊富なAladdin X2 Plus

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投影面に対して至近距離で設置する事が可能なので、設置スペースの自由度が上がります。
自動台形補正、オートフォーカスはもちろん、壁色自動調整機能、凹凸自動補正などの調整機能を搭載しているため、設置してすぐに環境に適した映像を投影する事ができます。
Aladdin X2 Plus同様、コンテンツも豊富に搭載されています。

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