記憶力はどうやって鍛える?子供も大人も試したいトレーニング法

2020.01.09

記憶力の良い、悪いは先天的要素によると思われがちです。しかし、後天的な訓練によって、年齢に関係なく向上させられるということが、最近の研究で明らかになってきました。

ここでは、記憶力が高いことのメリットや、大人と子供の記憶力を高める方法をご紹介します。

 

 

年齢を重ねても記憶力は衰えない?

年齢を重ねると記憶力の衰えを自覚する人が増えることから、年齢と記憶力の高さは反比例すると思われてきました。しかし研究によって、記憶力の衰えは加齢とあまり関係ないことがわかってきています。それどころか、大人でも子供でも、刺激を受けることで脳の機能は成長するそうです。

加齢で記憶力が低下するわけではなく、年齢を重ねるにつれて学習の機会が少なくなることが、記憶力が衰える原因です。記憶力強化を意識しながら訓練することで、いくつになっても記憶力が維持され、鍛えることができるでしょう。

 

 

記憶力が高いことのメリットとは?

 

記憶力が高いとは、過去に覚えた物事をきちんと蓄積できているということです。記憶力が高い人は、覚えていることを体系的に考え、さまざまなことに応用させています。では、実際の生活の中で、記憶力が高いとどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

 

無駄な暗記の時間を省ける

 

記憶力と混同されがちな能力に、「暗記力」があります。暗記力が高いとは「新しく物事を覚える(短期記憶)ことが得意」なことを指し、記憶力が高いとは「一度覚えたことを長く忘れない(長期記憶)」ことを指します。つまり、加齢により記憶力が衰えたと感じるケースでは、実は暗記力の衰えであるケースが多いのです。

短いあいだしか記憶できないと、何度も同じことを繰り返し暗記しなければなりません。記憶力が良ければ、暗記にかける時間を省略でき、効率的に学習できるようになります。

 

 

仕事を効率的に進められる

 

記憶力が高い人は、経験した仕事のノウハウを記憶し、次に同様の仕事を任されたときに段取り良くスムーズに進行することができます。トラブルが起きたときも、記憶の中のさまざまな体験と紐づけて、最善の解決策を導き出しやすくなるでしょう。臨機応変な対応ができ、効率良く仕事が進められるようになります。

また、取引先の担当者の顔と名前、考え方などを覚えておくことで、ビジネスチャンスを逃しません。自社内でも、顔や名前、担当している業務内容を覚えておくと、仕事の割り振りがしやすく、適切なアドバイスをもらえるようになるでしょう。

 

 

記憶力を鍛える方法とは?

 

鍛えることで記憶力が向上することがわかりましたが、どのように訓練すれば良いのでしょうか。普段の生活の中で無理なく取り入れられる、記憶力を鍛える方法をご紹介します。

 

 

反復して覚える

 

記憶を司るのは、脳の「海馬」という部分です。脳の容量は決まっているため、すべてのことを記憶することはできず、海馬が必要と判断した情報だけが長期記憶に残ります。

 

海馬が必要と感じる基準は、生きるために不可欠かどうか。物事をすぐ忘れてしまうのは、生きるためにあまり関係ないことだからなのです。しかし、生きるために直接関係ないことでも、繰り返し情報を送ることで、海馬は「生きるために必要なこと」と勘違いします。この仕組みを利用し、覚えたいことを何度も見たり聞いたり、何度も思い出したりすれば、記憶は定着しやすくなります。

 

記憶したいことは、反復することが重要です。一度学習したことは次の日もう一度学習し、その後も日を空けて何度か学習します。忘れていても、それが当然のことなので気にせず、また覚えます。仕事であれば、覚えたいことをメモして何度も見返すようにすると良いでしょう。

 

 

リラックスして覚える

 

記憶を司る海馬はトレーニングで鍛えられる器官ですが、ストレスに弱いという特徴があります。精神的・肉体的にストレスにさらされていると、海馬が委縮してしまうそうです。そのため、記憶力を高めるためには、リラックスした状態である必要があります。

何かを覚えようとするときは、根を詰めずに30分程度集中したら5分程度の休憩をとりましょう。休憩中はストレッチしたりコーヒーを飲んだりして、リラックスした状態を目指します。普段からリラックスした状態でいるためには、適度な睡眠と運動をとり、気分転換できる趣味を持つことも大切です。

 

 

記憶のアウトプットをする

 

記憶を定着させるためには、インプットした情報をアウトプットすることが重要です。口に出したり書き起こしたりといったアウトプットをすることで、取り入れた情報が整理されます。さらに、書く、話す、(自分の声を)聞くといった複数の刺激を受けることで、記憶に残りやすくなるそうです。

覚えたことを活用すれば、海馬は「必要性の高い情報」と判断し、より記憶が強化されます。自分が理解したことを人に教える、まとめノートを作るといったアウトプットを行い、記憶を定着させましょう。

 

 

子供の記憶力をアップさせる方法

 

毎日のように忘れ物をしたり、何度叱っても同じことをしたりと、子供の記憶力について悩む人も多いのではないでしょうか。ここでは、ご紹介してきた記憶力を鍛える方法を踏まえ、子供の記憶力をアップさせるための方法を紹介します。

 

繰り返し質問する

 

記憶を定着させるためには、反復復習が重要だとご説明しました。「今日どんなことがあった?」「どんなことをして遊んだの?」などと質問を投げかけることで、子供は質問に答えるために、その日あった出来事を回想します。繰り返し思い出すことで自然と反復復習でき、記憶が定着するでしょう。

子供に覚えてほしいことがあるときは、できるだけ短い言葉で、簡潔に教えます。そして、「何をするんだっけ?」「ママに教えて!」などと、時間を空けて何度も質問して答えさせることで、記憶に残りやすくなります。

 

親子の会話の機会を増やす

 

笑顔で楽しく親子で会話をすることは、子供の脳をリラックスさせます。また、五感で刺激を受けることでも、記憶の定着の助けになります。外に出て散歩をしながら会話をすれば、そのとき嗅いだ近所の家のご飯の匂い、突然目の前に落ちてきた枯れ葉、ずっと聞こえた犬の吠え声などといっしょに、交わした会話を記憶しやすくなります。

感情と結びついたことは記憶に残りやすいため、会話の中で子供を褒めることも大切です。「すごいね、よくそんなことを知っているね」などと声をかければ、「うれしい」という気持ちとともに記憶に定着しますし、子供の興味・関心の芽を育てることにもつながるでしょう。

 

 

子供が興味を持つものを伸ばす

 

子供は興味のあるものに集中して取り組むため、好きな分野に関することをたくさん記憶することで、自然と記憶力を身につけることができます。鉄道好きな子供が車両の型や駅名を覚えたり、動物好きな子供が動物の名前や生態を記憶したりしているのを見たことがある人もいるでしょう。好きなもののことは何度も思い出すため、覚えるのも早くなります。

子供が興味を持ったことやものについて調べさせてから、親に対してレクチャーさせるのもいいでしょう。アウトプットの機会になり、記憶力を高めることにつながります。子供が興味を持っていることや好きなものがあれば、とことんつき合って子供の記憶力を鍛えてあげましょう。

 

 

大人も子供も、毎日の工夫で記憶力を鍛えよう!

 

記憶力は年齢を重ねるにつれて、衰えていくものだと考えられがちです。しかし、記憶力は年齢と関係なく鍛えることができるもの。さらに、記憶力は生まれ持った能力ではなく、誰でも鍛えることが可能です。

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毎日のちょっとした工夫で、大人も子供も記憶力を鍛えてみてはいかがですか?

 


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